I.Fフローラル・デコ株式会社に所属する世界を舞台に活躍するフラワー・アーティスト村松文彦(本社:I.Fフローラル・デコ株式会社:住所:東京都目黒区、代表取締役:村松南)は2018年5月3日(木・祝)10時に、奈良の橿原神宮「内拝殿」および外院斎庭(げいんゆにわ)にて「献華祭」を執り行います。
献華祭が執り行われる外院斎庭
■一般参拝客の前で15分間の対となる大規模な活け込み2基をライブで制作
橿原神宮の「献華祭」は5月3日に斎行され、装花された作品を御神前に奉納するお祭です。
このたびは、洋の東西の花の芸術を極めた村松が「献華祭」を執り行います。5月3日の当日は、内拝殿にて村松が雅楽の調べと共に、10分間のデモンストレーションを行います。その後場所を外院斎庭に移し、一般参拝客の前で大規模な対となる2基の活け込みを15分間ライブで制作します。通常、花の活け込みは観客側に背を向け制作しますが、花器の背後から活け込むことが可能な人物は、村松が日本で唯一の人物です。この2基は5月5日(土)まで一般公開されます。今後、毎年橿原神宮の「献華祭」は村松が執り行う予定です。
奈良の橿原神宮は、初代天皇であると伝えられる神武(じんむ)天皇が、橿原宮で即位したという「日本書紀」の記述に基づき、明治23年(1890)に創建されました。畝傍山の南東麓、約53万平方メートル(甲子園球場約13個分)もの広大な神域に建てられ、檜皮葺きで素木(しらき)造りの本殿と神楽殿が、玉砂利の参道と背景の深い森の緑に調和した歴史的な社殿です。本殿は、橿原神宮創建に際し、京都御所の内侍所を明治天皇より下賜され移築されました。尚、本殿は織田家旧柳本藩邸の表向御殿である、文華殿とともに国の重要文化財に指定されています。
■海外に行って分かった「花は人の心を伝えるもの」であり「世界の共通言語」
村松は園芸業を営む両親の苦労を身近で見ていたこともあり、花に対する関心はなく、むしろ芸術家を志し、大学では美術学部で日本画を専攻していました。転機は大学在学中にアメリカへ留学した時のことです。学校に互いに言葉の通じないアラブ人の男性とメキシコ人の女性がおり、男性が女性の誕生日に花を贈ったその日から、2人は誰もがうらやむほどのカップルになった事実に村松は衝撃を受けました。その当時の日本は、花といえば冠婚葬祭か生け花くらいしかなく、人と人とを結ぶものとして使われることはほとんどありませんでした。それまで知らなかった花の魅力に出会い、村松は2年間の留学中欧米各地を周ります。そして花の演出で街並みが統一され、花を贈る習慣が自然と根付いている欧米の花の文化と伝統の豊かさを胸に刻み帰国します。その後日本の三大流派「池坊」「小原流」「草月流」を学び、村松は洋の東西の花の芸術を極めます。そして、1989年世界150カ国の代表が世界一を競う花の競技会“インターフローラ・ワールドカップ”にて唯一の日本人チャンピオンとなります。
村松の作品(イメージ画像)
【イベント概要】
名称: 奈良 橿原神宮「献華の儀」
期間: 2018年5月3日(木・祝)
場所: 橿原神宮 内拝殿および外院斎庭(げいんゆにわ)
住所: 〒634-8550 奈良県橿原市久米町934
開催時間: 10:00~10:40 内拝殿にて献華祭
場所を外院斎庭に移動
10:45~11:00 一般参拝客の前で大規模な対となる2基の
活け込みを15分間ライブで制作
【会社概要】
会社名: I.Fフローラル・デ株式会社
住所: 東京都目黒区鷹番1-8-20・C
TEL.: 03-3719-0373
代表取締役: 村松 南(むらまつ みなみ)
URL: http://froraldecor.com/performers/
事業内容: ◆講演事業 ◆フラワー・デモンストレーション
◆フラワー・ライブショー ◆舞台装花 ◆教室事業
◆ウエディング事業
I.Fフローラル・デコ代表 (株式会社村松園芸 代表取締役)
1951年 12月5日静岡県生まれ O型 玉川大学芸術学部 日本画専攻
1974年 シカゴのアメリカン・フローラル・アート・スクールを卒業。
1987年 第6回ジャパンカップで優勝。
1989年 第7回インターフローラ・ワールドカップに出場
日本人初のグランドチャンピオンとなる。
1998年 冬季長野五輪の表彰式・セレモニーブーケデザインはじめ、48回の国内外での受賞歴を持つ。その傍ら、初心者でもプロのテクニックが学べるフラワー アレンジメントの書籍を出版するなど、「花」を共通言語に、様々な分野で活動を広げている。